マーズ・アタック!

1996年 アメリカ
監督 ティム・バートン
主演 ジャック・ニコルソン

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 火星人が来たのでアメリカがわいわいする話。もちろん戦争になる。
 宇宙人が来て戦争になる映画は同年に(日本公開は年をまたぐけど)インデペンデンス・デイがあるんだけど、あっちがアメリカンジャスティスを喰らえ!アメリカ万歳!大統領万歳!に比べてこっちは偉そうな奴は大体「バーカ!死ね!」って感じで死んでいく。最高。
 ポワワ銃で政府のおっさんや陸軍が緑や赤の骨(彩色した骨格模型)になっていくし、この未曾有の事態中にスケベ心だしてる奴ら(専門家のイケメン(ピアース・ブロズナン 007ゴールデンアイのボンド)と頭のゆるい美人キャスター、あとマイケル・J・フォックス)はもちろんひどい目にあう。クソだなって思うやつは大体死ぬ。安心できる。
 全体的にB級映画のノリが漂うので、メリハリみたいなものはなくて全体を通すとダルさがあって(このシーンこんな長くいるか?みたいなのが多い)、真面目に見るものではなくけだるい休日の午後とかにだらだら見て欲しい。体調が悪い時に見る夢みたいな感じが得られる。
 最高に褒められる点は出てくる女性がみんなエロいところ。明らかに頭の大きい「一体何星人の変装なんだ……」みたいな女とか、大統領の娘(ナタリー・ポートマンとかいう天使)とか、エジプト風の衣装着てるカジノの店員とか良かった。
 あとトム・ジョーンズ役のトム・ジョーンズが良かった。また見たい。