輪行、逗子から小田原へ

どうした

日曜日に輪行をした。輪行は自転車を解体し、公共交通機関で移動することだそうだ。都内から少し離れて、神奈川県の逗子からスタートし、小田原まで海岸沿いを走った。
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準備

輪行バッグ

輪行には専用のバッグがいる。今回利用したJR東日本の旅客営業規則第308条の2は以下の通りである。

旅客は、前項に規定する制限内であっても、自転車及びサーフボードについては、次の各号の1に該当する場合に限り、無料で車内に持ち込むことができる。
(1)自転車にあっては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であって、折りたたんで専用の袋に収納したもの
(2)サーフボードにあっては、専用の袋に収納したもの
JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第10章 手回り品
専用のバッグを調べて購入した。
OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 L-100/超軽量型 レッド

OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 L-100/超軽量型 レッド

また、収納の際には両方のタイヤを外すため、むきだしになってしまうリアディレイラー(チェーン引っ張ってギアを変えるメカ)を保護する必要がある。通常タイヤがはまっている箇所につける金具も購入する。この金具とサドルを床につけて立たせることができるようになる。
OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅130mm ロード向け

OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅130mm ロード向け

フロントもタイヤを外すため、こちらにもエンドを噛ませたほうが良いらしいが、こちらは床につけるわけではないので必須ではない。収納時上側になるため、フロントフォークがどこかあるいは誰かに刺さってしまうことは考えられる。調べてみると、どうやらフレームの保護材として使われるプラスチックのエンドが自転車店には余っており無料で貰えるところもあるらしく、実際店に行ったらTAKEFREEと書かれたカゴに入っていたので貰ってきた。
解体・組み立て手順を調べ、何度か練習をして体に覚えさせた。また、手が汚れるため一応一組の軍手を用意した。

ツール

パンク修理セット(手動&ボンベ対応ポンプ・タイヤレバー・交換用チューブ・CO2ボンベ)、そして六角。これらをまとめるツールケースとして、ボトルケージに入るものが良さそうなので選んだ。

ボトルケージがひとつ埋まるが、道中補給箇所には困らないので問題なしとした。

着替え

小田原まで行くのであれば少し足を伸ばして箱根湯本あたりにアタックするのはどうか?との提案で、着替えを用意することにした。ただ、リュックは背負いたくないのでサドルバッグあたりかと考えていたが、風呂敷という選択肢を知った。
風呂敷ならば内容物に合わせて大きさが増減するし、設置場所を選ばない。問題は中身へのアクセスが多少面倒なところだが、着替えを入れるならゴール後なので問題はない。
よって大きめの防水風呂敷を購入した。着替えはもちろんスーパーのビニール袋に入れてから風呂敷に包んだ。

使い捨てカメラ

写真は撮りたい、しかしスマホをいちいち取り出すのは面倒だ。デジカメを別で買うべきだろうか。落下の対策も組まないといけないものが増えるのか?そう考えると最適解は使い捨てカメラのような気がしたため、買った。

日焼け対策

日焼け止め。必要。

出発

輪行は邪魔だ。デカいし。よって早朝の空いている時間帯に移動を開始した。端の車両の隅へ置かせてもらい、降りた後もホームから人がはけてから移動を開始した。
前日からの雨がやや尾を引き、明け方の鎌倉は雨粒がぱらついていた。
集合時間の二時間前に到着し、逗子駅マクドナルドで同行者を待つ。
一人は強い意思の男で、行きの輪行は使わず都内から逗子まで自転車で移動していた。道中自動車の圧に負けてコケたらしく、擦り傷を作って現れた。
一人は強い気持ちの男で、到着後ボトルケージの装着から始めようとしていた。六角もなしで。六角は貸した。早速役に立った。

逗子から江ノ島

更に二人と合流し、計五名での出発となった。逗子から江ノ島まではややアップダウンがあり、トンネルもあり、初めての環境はとにかくエキサイティングだった。トンネルは本当にやばい。本当にやばいと思っているのは自動車の方だろう。正直車の運転中にトンネルで自転車の横走りたくない。
しばらく走っていると江ノ島が見えてきた。
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江ノ島から大磯

江ノ島を越えてしばらくすると車道は二車線になり、車の通りも少なくなる。
信号も少なくなり、ほぼひっかかることがなくなり、自転車をこぎつづけることができる。
あたりではたまに鳶が鳴き、まっすぐで平坦な道は最高だった。
大磯到着時点で12:00になってしまったので、大磯港で昼食をとることになった。
ホーム - 大磯漁協直営! めしや 大磯港
めしやは大磯で取れた魚を焼いたり煮たりしたものが食べられる。(写真撮り忘れた)人気らしく、待機列のベンチは埋まっていて、目玉の刺身定食は終わっていた。(食べたいなら11時開店前から並ぶらしい)
値段は1300円~2000円ぐらいで観光地価格かな?と思いきや納得のボリュームで出てきた。鰯の煮物は二尾まるまる出て来るし、他のもずっしりくる。私の頼んだ生シラス丼も喰らえって感じでシラスがのっててよかった。大磯港には釣り人がいっぱいいた。
強い意思の男はここで体力の限界を向かえ大磯駅から帰っていった。
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これはめしやの建物ではなく魚市場。写真の右側に歩いて行くとめしやがある。

大磯から小田原

大磯から小田原は国道1号線を走る。ここからは普通に街を走っているのと変わらない。よく信号で止まるし、自転車走行用の十分なスペースもないため、爽快感はない。雨上がりの蒸し暑さ、走行中は風が当たって涼しいが止まるととたんに辛いものがあった。
途中で大磯港に手袋を忘れたことに気づく。さようなら私の手袋。
酒匂川を越えたあたりで全員の疲れの色が見える。小田原についたら箱根湯本まで登ろうぜ!と言っていたやつらとは思えない。ここで小田原ついたら帰ろうぜという気持ちが蔓延する。(一人アタックはしたいが、一人はさびしいから嫌!と言っていた)

小田原

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ついた。小田原駅前の一階部分はメインのフロアではない。小田原駅の玄関は二階部分である。よって隅の方でささっと写真を撮ってさっさと解体して詰めた。小田原駅は素晴らしい。しかしお土産を買うのを忘れた。お土産を買う気力が残っていなかったからだ。その後小田急線の快速(快速急行だと混むから一段落とした)で帰った。

振り返り

風呂敷について。なかなか悪くはなかった。フロントにつけていたが邪魔にはならない。
輪行について。早朝に出たため空いていたがもう少し遅い時間でも良かったかもしれない。
応急キットについて。消毒液とパッチぐらいは必要かもしれない。バンテージもあると安心かも。
使い捨てカメラについて。信号待ちとかでさっと撮れてよかった。出来はまだわからない。もっと取り出しやすく工夫する必要はあり。
体力について。普段から休日は50kmぐらい走っておくと負荷的にはいい感じだと思った。